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【阪急沿線おしらべ係 第34回】大阪梅田駅の手前にそびえたつ白い塔の秘密にせまる

【2022年3月配信】

読者の皆さんからお寄せいただいた、阪急沿線でふと見つけた「気になるもの」や「面白いもの」などを、阪急沿線おしらべ係のトッコが調査する「おしらべ係」。
今回は投稿いただいた質問の中から、大阪梅田駅の線路沿いに建っている白い塔について調べてみました。

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大阪梅田駅の駅舎の外に建つあの塔は何のためのもの?

通勤や通学で、阪急電鉄の大阪梅田駅を毎日利用するという方も多いと思いますが、大阪梅田駅に電車が出入りする際に、窓の外を見ていると大きな白い塔が建っていることをご存じでしょうか?

写真は京都線の車窓から撮影したものです。

神戸線と宝塚線の間に建つ白い塔は何か?というのが今回のご質問ですが、答えは「阪急三番街の冷暖房装置用の排気塔」です。
大阪梅田駅の下に広がる阪急三番街の空間を快適に保つために欠かせない設備で、営業中は白い蒸気が上がっていることもあります。

残念ながら塔の中は非公開となっており、外側から見るだけになってしまいますが、せっかくですので排気塔を下から見てみました。

こちらは大阪梅田駅の駅舎の北端に位置するD.D.HOUSE前からの眺めです。
壁の向こうに頭の部分がはっきりと見えており、よく見ると塔の横にメンテナンス用と思われるはしごも見えていますね。

2019年に排気塔の高さが半分になっていた!!

今回の取材では2019年にこの排気塔の高さが半分になっていたということが分かりました。皆さんお気づきでしたか?

せっかくですので、排気塔の高さがどれくらい短くなったのか、工事前の写真でチェックしてみましょう。


※同じ写真を使用して作成したイメージです。

なぜ排気塔は低くなったの?

排気塔が低くなった理由は耐震工事のため。万が一、大きな地震が発生しても、安全に車両が運行できるよう約半分の高さに切って短くされたそうです。先端部分にあった傘のような部分も取り除かれています。

大阪梅田駅の下に広がる阪急三番街の歴史

排気塔の話題が出ましたので、排気塔とつながる阪急三番街の歴史や変遷、見どころについても振り返りたいと思います。

自然をテーマにした環境演出と、水の都・大阪は川になじみがある地域であることをコンセプトに開発された阪急三番街。


1969年11月30日オープン時のテープカットの様子


オープンと同時に駆け付けた人々の様子

オープン時には華やかな式典が催され、多くの方が来られた様子が写真から分かります。

阪急三番街の象徴である「川のあるまち」や「滝のあるまち」の様子も写真に残っていました。まるでホテルのエントランスのような豪華な装飾、高い天井など地下とは思えない雰囲気です。


1971年にオープンした「滝のあるまち」のステンドグラス

そして現在は…。

三番街の象徴である‘川’。この源になっているのがこのトレビの広場にある泉。現在も、三番街の中心に位置し、ここからつながる川はグリーンや季節の花で彩られ、街中にあってホッと落ち着ける場所になっています。

阪急三番街は大阪の歴史を語る建築物

阪急三番街のトレビの広場は大阪市の「生きた建築ミュージアム」にも2014年に選定されています。

今ではすっかりおなじみの地下を流れる川ですが、地下2階に川を流すという発想は当時ではかなり斬新だったでしょうし、開放感のある作りは、地下の暗くて圧迫されるようなイメージを塗り替えたともいえますね。

阪急三番街をずっと見守っている北向き地蔵尊

阪急三番街のちょっと変わったスポットとして知られ、昔からずっと阪急三番街を見守っているものといえば、北向き地蔵尊もあります。
明治26年に周囲の畑から掘り出されたお地蔵さんを、昭和44年、梅田駅(現大阪梅田駅)が建設されるにあたりここに安置されました。
こちらもずっと変わらない場所の一つです。
最後は阪急三番街にまつわるリニューアルや新スポットなど新しい話題もご紹介します。

大規模リニューアルでおしゃれに進化した阪急三番街

駅直結の便利さは変わらず、開放的な雰囲気にリニューアルされたのは2017年のこと。
梅田エリアの中でも、旬の味や店がそろい、電車に乗る前についついのぞいてしまうという方も多いのではないでしょうか。

阪急電車のシートを使った座席がある阪急三番街のUMEDA FOOD HALL

カフェから肉料理まで何でもそろい、ランチからディナーまで使える便利なスポットUMEDA FOOD HALL。
実はこの一角に阪急電車の座席シート同じ布を使っているテーブル席があるんです。

場所は「つけそば専門店 五常」さんの近く、シート生地が使用されたソファーと椅子が置かれています。

もちろん手触りも電車のシートと一緒。ついつい撫でてしまう!心地よさです。

さらにもう一つ、すぐそばには過去に「HANKYU BRICK MUSEUM」に展示されていた作品「阪急大阪梅田駅」も設置されています。使用ピースの数は4万、制作時間200時間という大作です。

3階中央改札口を再現した力作です。

最新スポットは大阪梅田駅直結のサテライトオフィス ONS

最後は2022年3月1日にオープンしたばかり、法人対象の阪急阪神不動産のサテライトオフィスです。「安心・快適に集中できる個室空間」をコンセプトに、阪急・阪神沿線の主要駅周辺に順次展開中です。

今回は、排気塔からスタートし、阪急三番街を上から下までご紹介しました。皆さまも機会があれば、普段は通らない場所など、道を変えて探索してみてください。

おしらべ係では阪急沿線アプリでも連携している能勢電鉄、阪急バス、阪急タクシーの「気になるもの」や「面白いもの」も募集しています。疑問や質問などもお寄せください。

各施設の詳細は下記よりどうぞ
阪急三番街公式サイト
https://www.h-sanbangai.com/

阪急阪神サテライトオフィス ONS
https://ons.hankyu-hanshin.co.jp/

阪急沿線アプリ
https://www.hankyu.co.jp/app_lp/