【阪急沿線おしらべ係 第1回】
池田の街なかウォンバットを探せ!
【2019年1月配信】
今回からスタートした、新コーナー「阪急沿線 おしらべ係」。
このコーナーは、読者のみなさまから阪急沿線の街で見かけた「気になるモノ、コト、情報」を募集して、阪急沿線おしらべ係のトッコが"おしらべ係"として調査し、このコーナーでレポートしていく!というもの。
そうです。みなさまからお寄せいただくテーマが命!
冒頭からお願いするのは恐縮ですが、みなさまと一緒に、ユルく、楽しく、作っていきたいので、ぜひ投稿してくださいね。テーマの投稿方法は一番最後にご案内します!
さて、緊張の第1回のテーマは...
池田の街なかウォンバットを探せ!
現在放送中のドラマの主人公ゆかりの地として、何かと話題の池田。そんな池田に"推しアニマル"がいることを、みなさんは知っていますか? 池田周辺に住んでいる人なら、一度はその名前を聞いたことがあるかもしれません。
そう、ウォンバットです。
「池田の街ナカには、無数にウォンバットがいる!」と聞いて、一体どういうことなのか、阪急沿線おしらべ係員のトッコが、街へ繰り出して調べてみました!
ウォンバットとは?
ウォンバットを知らない方もいると思うので、まずはウォンバットの生態について説明しますね。
ウォンバットは、オーストラリアに生息する有袋類の動物で、コアラやカンガルーと同じ仲間です。小さな目に大きめの鼻、短い足のずんぐりむっくりな姿がなんともかわいい!!
前脚には、長い爪が付いていてとても頑丈。その脚で穴を掘って巣穴を作って生活します。敵に襲われた時は巣穴に逃げ込んで、
硬いおしりで入口をふさぐ そうです。
つまり、おしりだけ見えているということでしょうか。本人は必死なのかもしれないですが、想像するとかわいい...。
■ウォンバットと池田の関係
1990年、五月山動物園に、池田市と姉妹都市であるオーストラリア・ローンセストン市から、動物親善大使としてウォンバット3頭がやってきました。その後、子どもが生まれたり、新たな仲間が増えたりして、2019年1月現在、日本で飼育されているウォンバット7頭のうち、5頭が五月山動物園で暮らしています。
ちなみに、五月山動物園のホームページでは、ウォンバットの様子をライブ配信していて、24時間365日ウォンバットを観察できるのです。
何という力の入れっぷり!
そして最近では、SNSで話題となりメディアでも多数取り上げられた池田市の観光PR動画ではメインキャストとして堂々登場!世間にウォンバットの名を知らしめました。
巨大化して池田の街を破壊するひよこちゃんから池田を守るため、ウォンバットも巨大化!!
池田市のキャラクターのモチーフは、やっぱりウォンバット
こんなにかわいい動物を、キャラクター化しないわけにいきません。
はい。池田にもいます。池田市のイメージキャラクター・ふくまるくんです。
一般公募の中から選ばれたキャラクターで、ウォンバットと七福神の一人「大黒天」をモチーフにしています。
妻と4人の子供がいる、子だくさんファミリー。ちなみに、ふくまるファミリーの家は阪急池田駅前のてるてる広場です。
池田市の観光パンフレットやホームページなど、いろんなところに登場しているので、見たことがある方も多いかもしれませんね。
街へ繰り出すと...あっちにもこっちにもウォンバット
それでは本題。「街なかに無数のウォンバットがいる!」ということで、カメラ片手に街をてくてく歩いてみました。向かったのは、五月山方面、駅の北東側。商店街や路地に、
いますいます、ウォンバットが...。
しかも、個性豊か!!!
早速、見つけてきた一部をご紹介しましょう!
★歩道の柵には渋めのウォンバット
駅前のバスのりばや、五月山公園へ向かう歩道では、一定間隔でウォンバットがお出迎え。2枚目の写真は、そこはかとない、せつない表情に哀愁が漂っている...
★かわいすぎるマンホール
駅から動物園までの道を案内してくれるマンホール。キュートなこの表情、絶対踏めません。
★子どもにも大人気!幼稚園の送迎バス
池田の子供たちにとって、ウォンバットのいる生活は、もはやあたり前です。
★ポストの上がステージ
トントトトントン~♪商店街のポストの上で、 ウォンバットが樽を叩いて奏でています。
たまに、こんな風になっていることも↓↓↓
ハットをかぶると、急にスタイリッシュになる。
★ウォンバットのアピールは全方位に
五月山をぐぐっと上ると、地面にでーーんとウォンバットが!天にもアピールするなんて、池田市さん、抜かりなしです。
★もう1頭いた!池田市のキャラクター
ふくまるくんだけじゃなかった!!
商店街にある施設・エコミュージアムで別のキャラを発見!とある池田市民は「知らなかった...」と言いますが、ほっこり系のかわいい子です。昨年、五月山動物園でもウォンバットをモチーフにしたオリジナルキャラクターが誕生。これで池田市には3体のウォンバットキャラクターがいることに!
★自由度の高い、商店のシャッター
街を歩いていると、商店のシャッターにウォンバットのイラストが描かれているのを見かけます。これは10数年程前、市内の高校生らが描いたものだそうで、お店ごとに個性があって面白い!
お米屋さんのシャッターに描かれた写真のイラスト、ウォンバットが手にしているのは、おそらく稲とのこと(店主談)。なるほど、稲はまだ緑色なので青田刈りの設定ですね。
※当たり前ですがシャッターのイラストは閉店している時間しか見られません。
★超レア!? 白ウォンバット!
こちらは薬局のシャッターの絵。茶色いはずのウォンバットが白い!!以前は、別の商店のシャッターに青いウォンバットがいたという目撃情報も(現在はないそう)。高校生の自由な感性が発揮されています。
★池田育ちの亡きウォンバットは、今も健在
阪急池田駅の改札を出てすぐの観光案内所にいるのが、この子。2007年にローンセストン市から寄贈されたアヤハは、2010年に腸捻転(ねんてん)で亡くなった後、はく製として保存されています。なかなかにインパクト大!
まとめ
紹介した以外にも、商店街のアーケードの装飾、小学校の給食センターのシャッター、池田市の安全パトロール車の車体など、ここに掲載できないくらい街には他にもたくさんウォンバットが隠れています。
それぞれにいい味がにじみ出ているウォンバットたちを見ていると、ウォンバットがいかに池田市民に愛されているかがよく分かります。
ウォンバットがこの街にやってきて約30年。日本で一番ウォンバットを応援している街は、間違いなく池田でしょう。
何気ない街の風景も、よく見てみると面白い。みなさんも池田へ行った際には、"ウォンバット探し"を楽しんでみてはいかがでしょうか。
最後まで記事をお読みいただきありがとうございます。阪急沿線おしらべ係では、阪急電鉄だけでなく、阪急沿線アプリで連携しているグループ会社(能勢電鉄、阪急バス、阪急タクシー)に対する質問も受け付けています。
みなさんも気になるものや知りたいことが見つかった時は、ぜひ「阪急沿線おしらべ係」まで質問をお寄せください。
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